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変数編 |
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◆変数とは? |
| 変数とは値を入れる入れ物のようなものです。プログラミングでは変数に値を保持しておいてそれを使用することができます。Javaの変数は以下の種類があり、使用したい値に応じて使い分けることができます。 |
| 分類 |
型名 |
サイズ |
値の範囲 |
初期値 |
| 整数 |
byte |
1byte |
-128〜+127 |
0 |
| short |
2bytes |
-32768〜+32767 |
0 |
| int |
4bytes |
-2147483648〜+2147483647 |
0 |
| long |
8bytes |
-9223372036854775808〜+9223372036854775807 |
0L |
浮動小数点数 |
float |
4bytes |
約±3.40282347e+38の範囲(精度は6桁) |
0.0F |
| double |
8bytes |
約±1.79769313486231570e+308の範囲(精度は15桁) |
0.0 |
文字 |
char |
2bytes |
'\u0000'〜'\uFFFF' |
'\u0000' |
| 真偽値 |
boolean |
1bit |
trueまたはfalse |
false |
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| ◆ここでの環境 |
| OS |
Windows XP |
| J2SE SDK |
1.4.2_04 |
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| ◆変数の宣言 |
| 変数を使用するにはまず変数の宣言します。変数を宣言するには変数の型と変数名を決めなめればなりません。 |
| [構文] |
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| [例] xという名前のint型の変数を宣言する場合 |
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宣言した状態では変数xの値には初期値が入っています。すなわちこの場合は0が入っています。
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| ◆値の代入 |
| 変数には新しい値を代入することができます。変数に値を代入するには変数名の後に=演算しを使用してそのあとに代入する値を記述します。 |
| [構文] |
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| [例] xという名前の変数に10を代入する場合 |
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これでxには10が入っている状態になります。 |
| ■宣言時に代入 |
| 変数の宣言時の値を代入することもできます。 |
| [構文] |
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| [例] xという名前の変数に10を代入して宣言する場合 |
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| ■他の変数の値を代入 |
| 他の変数に入っている値を代入することもできます。 |
| [構文] |
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| [例] yという名前の変数に入っている値をxという名前の変数に代入する場合 |
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| ◆キャスト |
| 代入する場合に注意する点があります。代入する変数の型の方がサイズが大きかったり、整数型の変数に浮動小数点型の変数の値を代入する場合は、代入する変数をキャスト(型変換)してあげる必要があります。キャストするには以下のようにします。 |
| [構文] |
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| [例] キャストが必要な場合 |
double x
= 1.234;
int y = (int) d; |
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以下の順番で左の型の変数を右の型の変数に代入する場合は明示的なキャストはしなくても変換されて代入されます。また逆に、以下の順番で右の型の変数を左の型の変数に代入する場合はキャストする必要があります。
byte→short→int→long→float→double
または
char→int |
| [例] 明示的なキャストが必要ない場合 |
int a = 10;
double b = a; |
※小数点がある値を整数にキャストすると小数点以下は切り捨てられます。 |
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| ◆各型について |
| ■byte型 |
| 1バイトのデータを表します。データの入出力処理などのデータをやり取りする場合などに使用されます。 |
| ■short型 |
| 2バイトのデータを表します。データの入出力処理などのデータをやり取りする場合などに使用されます。 |
| ■int型 |
| 4バイトのデータを表します。整数値を使用する場合などに使われます。 |
| ■long型 |
8バイトのデータを表します。int型よりも大きい整数値を使用する場合などに使われます。Javaのプログラム内に記述された数値はint型とみなされるのでlong型の数値を表す場合はLを数値の最後に付けます。
[例]
long val = 10000000000000L; |
| ■float型 |
精度が6桁以下の小数点を持つ数値を扱う場合などに使用します。Javaのプログラム内に記述された数値はdouble型とみなされるのでfloat型の数値を表す場合はFを数値の最後に付けます。
[例]
float f = 3.21F; |
| ■double型 |
| 精度が15桁以下の小数点を持つ数値を扱う場合などに使用します。 |
| ■char型 |
Unicodeの1文字を表します。char型のデータを表すにはシングルクォーテーション「’」を使用します。
[例]
char c = 'A'; |
Unicodeは’\u0000’から’\uFFFF’までの16進数表記でも表す事ができます。最初の\uはUnicodeの値であることを表しています。
[例]
char c = '\u0041'; |
| ・エスケープシーケンス |
| 以下の特別な文字を使用することができます。これらの特殊な文字をエスケープシーケンスと呼びます。 |
| エスケープシーケンス |
説明 |
| \b |
バックスペース |
| \t |
水平タブ |
| \v |
垂直タブ |
| \n |
ラインフィード(改行) |
| \r |
キャリッジリターン(復帰) |
| \" |
ダブルクォーテーション |
| \' |
シングルクォーテーション |
| \\ |
円記号 |
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| ■boolean型 |
| 真(true)か偽(false)の論理テストに使用されます。trueかfalseのどちらかの値を持ちます。 |
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| ◆サンプルプログラム |
| Hensuu.java(ここからダウンロード) |
public class Hensuu {
public static void main(String[] args) {
byte b; // byte型の変数bを宣言
short s; // short型の変数sを宣言
int i; // int型の変数iを宣言
long l; // long型の変数lを宣言
float f; // float型の変数fを宣言
double d; // double型の変数dを宣言
char c; // char型の変数cを宣言
boolean bl; // boolean型の変数blを宣言
b = 127; // 変数bに127を代入
s = 32767; // 変数sに32767を代入
i = 2147483647; // 変数iに2147483647を代入
l = 9223372036854775807L; // 変数lに9223372036854775807を代入
f = 3.1415F; // 変数fに3.1415を代入
d = 3.1415926535; // 変数dに3.1415926535を代入
c = 'は'; // 変数cに'は'を代入
bl = true; // 変数blにtrueを代入
// 表示
System.out.println("変数bの値は " + b + " です。");
System.out.println("変数sの値は " + s + " です。");
System.out.println("変数iの値は " + i + " です。");
System.out.println("変数lの値は " + l + " です。");
System.out.println("変数fの値は " + f + " です。");
System.out.println("変数dの値は " + d + " です。");
System.out.println("変数cの値は " + c + " です。");
System.out.println("変数blの値は " + bl + " です。");
}
}
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| ■コンパイルと実行 |
| コマンドプロンプト |
| C:\JavaHello\Basic\Hensuu>javac
Hensuu.java
C:\JavaHello\Basic\Hensuu>java Hensuu
変数bの値は 127 です。
変数sの値は 32767 です。
変数iの値は 2147483647 です。
変数lの値は 9223372036854775807 です。
変数fの値は 3.1415 です。
変数dの値は 3.1415926535 です。
変数cの値は は です。
変数blの値は true です。
C:\JavaHello\Basic\Hensuu>
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