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  2002/02/03  田中宏和
Last Update 2002/12/27
アプリケーション編
ここではコンソールに「Hello World」と表示する一番簡単なアプリケーションを作成します。
Javaソースコードの作成
◆作業フォルダの作成
<Windowsの場合>
まず、ソースコードを置くフォルダを作成します。作る場所はどこでもいいのですが、ここでは「C:\作業フォルダ\JavaHello\アプリケーション編」というフォルダを作成しました。
<Linuxの場合>
場所はどこでもいいのですが、ここではjavahelloというフォルダを作成しました。
Linux コンソール
[tanaka@redhat tanaka]$ mkdir javahello
◆すべての拡張子を表示するように設定
Windows 95/98を使っている場合、メモ帳で「HelloWorldApp.java」というファイル名で保存したつもりでも、実際には「HelloWorldApp.java.txt」という名前で保存されてしまいます。どんな拡張子かわかるようにすべての拡張子を表示するように設定しておきます。ファイル名を変更して直すことができます。
[マイ コンピューター]を開いてメニューの[表示]→[オプション(フォルダオプション)]を選んでオプション(フォルダオプション)画面を表示します。[表示]タブを選んで[登録されている拡張子は表示しない]のチェックをはずします。
◆ソースコードの作成
上で作ったフォルダの中にソースコードを作成します。テキストエディタで下記のように記述して「HelloWorldApp.java」という名前で保存してください。
HelloWorldApp.java(ここからダウンロード)
public class HelloWorldApp {
  public static void main(String[] args) {
    System.out.println("Hello World");
  }
}
Javaのアプリケーションを動かす環境の構築
◆SDKのダウンロードとインストール
<Windowsの場合>
 まず、Javaの実行環境を作らなければなりません。Windows (各国語、米国語を含む) SDKをダウンロードします。JREとSDKがありますが、JREはJavaの実行環境のみが入ったものなので、開発環境を含むSDKの方をダウンロードします。最新バージョンをダウンロードしてください。次にダウンロードしたファイルを実行してインストールしてください。インストールが終了しましたら。デフォルトではC:\j2sdk1.4.1_02(バージョンが1.4.1_02の場合)というフォルダができたと思います。このフォルダの下にJavaアプリケーションを動かすための実行環境がすべて入ってます。
<Linuxの場合>
Linux RPM 自己解凍ファイル SDKをダウンロードします。次にダウンロードしたファイルを実行します。
Linux コンソール
[root@redhat src]# chmod u+x j2sdk-1_4_0_03-linux-i586-rpm.bin
[root@redhat src]# ./j2sdk-1_4_0_03-linux-i586-rpm.bin
これで、RPMファイルができますのでrpmコマンドでインストールします。
Linux コンソール
[root@redhat src]# rpm -Uhv j2sdk-1_4_0_03-fcs-linux-i586.rpm
これで/usr/java/の下に「j2sdk1.4.0_03」フォルダができたと思います。(バージョンが1.4.0_03の場合)このフォルダの下にJavaアプリケーションを動かすための実行環境がすべて入ってます。
 
◆環境変数の設定
インストールが終了しましたら、次に環境変数を設定します。その環境がもっている変数のことで、OSが管理しています。そのOSの上で動くアプリケーションからはその変数の値を参照することができます。
<Windows95/98の場合>
C:\autoexec.bat ファイルを編集します。メモ帳などのエディタで開いて以下の3行を追加してください。(J2SE SDKのバージョンが1.4.1の場合)
autoexec.bat
SET JAVA_HOME=C:\j2sdk1.4.1
SET PATH=%PATH%;%JAVA_HOME%\bin
SET CLASSPATH=.;
%JAVA_HOME%\lib\tools.jar
追加しましたら、コンピューターの再起動が必要です。
環境変数 Q&A(Windowsの場合)はこちら
<Windows Meの場合>
[スタート]→[アクセサリ]→[システムツール]→[システム情報]で、ヘルプとサポート画面を起動します。ウインドウが表示されましたらメニューの[ツール]→[システム設定ユーティリティ]を選択します。[環境]タブを選んで、[新規]ボタンを押してJAVA_HOME、CLASSPATHの値をそれぞれ新規に設定します。PATHを選択して[編集]ボタンを押して、変数値に「;C:\j2sdk1.4.1_02\bin」を追加します。設定が終了しましたらコンピューターを再起動してください。
設定する変数と値(J2SE SDKのバージョンが1.4.1_02の場合)
変数
JAVA_HOME C:\j2sdk1.4.1_02
PATH ;C:\j2sdk1.4.1_02\bin を最後に追加
CLASSPATH .;C:\j2sdk1.4.1_02\lib\tools.jar
環境変数 Q&A(Windowsの場合)はこちら
<Windows2000の場合>
デスクトップにある「マイコンピューター」を右クリックして「プロパティ」を選びます。ウインドウが表示されましたら、「詳細」タブを選んで「環境変数」ボタンを押します。
環境変数設定画面が表示されましたら、ユーザー環境変数の設定で「新規」ボタンを押して環境変数を追加してください。
ユーザー環境変数に追加する変数と値(J2SE SDKのバージョンが1.4.1_02の場合)
変数
JAVA_HOME C:\j2sdk1.4.1_02
PATH %JAVA_HOME%\bin
CLASSPATH .;%JAVA_HOME%\lib\tools.jar
コマンドプロンプトで環境変数の設定を反映するには、新しい窓でコマンドプロンプトを開き直すことが必要です。
環境変数 Q&A(Windowsの場合)はこちら
<WindowsXPの場合>
左下の「スタートメニュー」の中にある「マイコンピューター」を右クリックして「プロパティ」を選びます。ウインドウが表示されましたら、「詳細設定」タブを選んで「環境変数」ボタンを押します。
環境変数設定画面が表示されましたら、ユーザー環境変数の設定で「新規」ボタンを押して環境変数を追加してください。
ユーザー環境変数に追加する変数と値(J2SE SDKのバージョンが1.4.1_02の場合)
変数
JAVA_HOME C:\j2sdk1.4.1_02
PATH %JAVA_HOME%\bin
CLASSPATH .;%JAVA_HOME%\lib\tools.jar
コマンドプロンプトで環境変数の設定を反映するには、新しい窓でコマンドプロンプトを開き直すことが必要です。
 
環境変数 Q&A(Windowsの場合)
Q. CLASSPATHの最初のピリオド"."は何だ!
A. カレントディレクトリのことです。これを設定しておくと、下にでてくるjavaやjavacのコマンドを実行したときにいるディレクトリがCLASSPATHに設定されていることになります。

Q. %JAVA_HOME%って何だ!
A. すでに設定してある環境変数はWindowsの場合、その変数名の最初と最後に%をつけることでその値を得ることができます。

Q. 途中にあるセミコロン「;」は何だ!
A. Windowsの場合、環境変数に複数の値を設定する場合はセミコロンで区切って指定します。

Q. JARファイルをCLASSPATHに追加するには?
A. CLASSPATHに設定されている値の最後にセミコロン「;」を入れて新しいJARファイルのパスを追加します。
(例)
.;%JAVA_HOME%\lib\tools.jar;C:\Download\javamail-1.3\mail.jar
<Linuxの場合>
Javaを実行するユーザーで以下のようにホームディレクトリの「.bash_profile」ファイルに以下の4行を追加します。(バージョンが1.4.0_03の場合)
Linux コンソール
[tanaka@redhat tanaka]$ vi ~/.bash_profile
.bash_profile
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・(省略)

JAVA_HOME=/usr/java/j2sdk1.4.0_03
PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
CLASSPATH=.:$JAVA_HOME/lib/tools.jar

export JAVA_HOME PATH CLASSPATH

追加しましたら以下のコマンドを実行して設定を反映させます。
Linux コンソール
[tanaka@redhat tanaka]$ source ~/.bash_profile
 
環境変数 Q&A(Linuxの場合)
Q. CLASSPATHの最初のピリオド"."は何だ!
A. カレントディレクトリのことです。これを設定しておくと、下にでてくるjavaやjavacのコマンドを実行したときにいるディレクトリがCLASSPATHに設定されていることになります。

Q. $JAVA_HOMEって何だ!
A. すでに設定してある環境変数はLinuxの場合、その変数名の最初に$をつけることでその値を得ることができます。

Q. 途中にあるコロン「:」は何だ!
A. Linuxの場合、環境変数に複数の値を設定する場合はコロンで区切って指定します。

Q. JARファイルをCLASSPATHに追加するには?
A. CLASSPATHに設定されている値の最後にコロン「:」を入れて新しいJARファイルのパスを追加します。
(例)
.:$JAVA_HOME/lib/tools.jar:/usr/java/Download/javamail-1.3/mail.jar
◆変数の簡単な説明
変数名 説明
JAVA_HOME J2SE SDKがインストールされているフォルダを指定します。
PATH
実行ファイル(コマンド)が置いてあるフォルダを指定します。これを指定しおくと、実行ファイルのファイル名だけをコマンドプロンプトで入力するだけで、その実行ファイルを実行することができるようになります。これを指定してないとフルパスで実行ファイル名を入力しなければなりません。
CLASSPATH Javaのクラスファイルが置いてあるフォルダまたは、JARファイル(Javaのアーカイブファイル)を指定します。指定されたクラスファイルはアプリケーション実行時に使用することができます。また、アプリケーションで使用するクラスを指定してないと、コンパイル時、実行時にエラーとなります。
 
コンパイルと実行
これで、コンパイルと実行をする環境が整いました。コンパイルして実行してみましょう。
<Windowsの場合>
プログラム→MS-DOSプロンプト(プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト)を開いて以下のようにして実行できます。
コマンドプロンプト
C:\Documents and Settings\tanaka>cd C:\作業フォルダ\JavaHello\アプリケーション編
C:\作業フォルダ\JavaHello\アプリケーション編>javac HelloWorldApp.java
C:\作業フォルダ\JavaHello\アプリケーション編>java HelloWorldApp
Hello World

おおおおお!!表示されましたね!
まず、一行目でHelloWorldApp.javaファイルが置いてあるディレクトリに移動します。次に2行目でコンパイルし、3行目で実行しています。
<Linuxの場合>
Linux コンソール
[tanaka@redhat tanaka]$ cd javahello
[tanaka@redhat javahello]$ javac HelloWorldApp.java
[tanaka@redhat javahello]$ java HelloWorldApp
Hello World
[tanaka@redhat javahello]$
おおおおお!!表示されましたね!
まず、一行目でHelloWorldApp.javaファイルが置いてあるディレクトリに移動します。次に2行目でコンパイルし、3行目で実行しています。
以下がコマンドの簡単な説明です。
コマンド名 説明
cd 別のディレクトリに移動します。
javac javaファイルをコンパイルします。コンパイルすると拡張子がclassになったファイルが生成されます。それをクラスファイルを呼びます。クラスファイルとは、Java仮想マシン上で実行できるようにコンパイルされたファイルのことです。
java Javaアプリケーションを実行します。クラスファイル名から拡張子をとったものを引数に指定します。
 
Javaのドキュメントのダウンロード
わからないクラスやクラスのメソッドがあったときはJavaのドキュメントを使うと大変便利です。JavaのドキュメントはJ2SEといっしょにjava.sun.comから配布されています。
■ ドキュメントのダウンロード → 日本語版 J2SE v 1.4 ドキュメントのダウンロード
 
■ オンラインでドキュメントを利用する場合 → JavaTM 2 SDK, Standard Edition ドキュメント
 
「Java 2 プラットフォーム API 仕様」のところでパッケージの一覧とクラスの一覧を見ることができます。
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